太陽光発電の工事には何日かかる?

太陽光発電のパネル設置工事
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太陽光発電の工事には、何日かかるでしょうか?

既に建っているお宅の場合、平均的には、太陽光発電自体の工事に2日間。
その前後の足場の設置と撤去を含めると、4日間になります。
ただし、場合によっては、それ以上かかることもあります。

この記事では、太陽光発電の工事の日数と、どんなときに長引くかについて説明します。

太陽光発電の設置工事の日程

平均的な4~5kWのシステムですと、パネルの枚数は15~20枚ぐらいです。
この場合の工事の日程は、次のようになります。

 

1日目 足場の設置
2日目 屋根のパネル設置工事
3日目 電気工事
4日目 足場の撤去

 

作業員の人数が多ければ作業が早く進みますので、パネル設置と電気工事を一日で終わらせてしまうこともあります。

 

太陽光発電の設置工事が長引く要因

場合によっては、5日以上かかってしまうこともあります。
太陽光発電の設置工事が長引く要因には、次のものがあります。

 

1.パネルの枚数が多い場合

パネルの枚数が多ければ、当然ながらパネルの設置工事に時間がかかります。
また、パネルの合計出力が一定の量をこえると、パワーコンディショナなどの機器が2台ずつ必要になります。

そうなると、電気工事にも時間がかかるようになります。

 

2.冬に工事をする場合

冬になると、朝は屋根に霜がおりていますので、すべりやすくて危険です。
そこで、乾くのを待って作業を始めます。
また、日がくれるのも早いですので、作業をできる時間が短くなってしまいます。

 

3.パネルを設置する面が多い場合

たとえば、南面の屋根だけに設置する場合と、南面・東面・西面の3面に設置する場合・・・
パネルの枚数が同じでも、3面に設置する方が時間がかかります。

これは、パネルを固定する架台が細かく分かれてしまい、数が増えるからです。
また、面の数が増えるほど、配線も複雑になりますので、作業に時間がかかります。

 

4.雨が降った場合

パネルの設置工事は、屋根に穴をあける工法がほとんどです。
当然しっかり防水処理をしますので、普通は雨漏りの心配はありません。

 

しかし、工事中に、防水処理が仕上がる前に雨が降ってくれば、雨水が入ってしまいます。
特に瓦屋根の場合には、金具をつける部分の瓦をめくりますので、雨は大敵です。

 

また、雨にぬれた屋根はすべりやすいですので、安全の面からも作業はできません。

 

ですので、雨が降ってしまうと作業は中止になり、パネルの設置工事は延期になります

 

まとめ:太陽光発電の設置工事は足場も含めて3~6日間

既築のお宅の場合、太陽光発電の設置日数は、パネルの設置と電気工事で、おおむね2日間です。
早ければ1日で終わりますし、パネルの枚数や屋根の面数が多くても4日あれば設置できます。

 

これに加えて、足場の設置と撤去に1日ずつかかります。

 

したがって、

 

標準で4日間
早くて3日間
長くて6日間

 

と考えておくとよいでしょう。(雨による延期は別です。)

 

電気工事は、家の中での作業があります。
誰かが家にいないと工事ができませんので、工事業者としっかり打ち合わせをして日程を組むようにしましょう。

 

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