発電シミュレーションは、あてになるのか?

シミュレーションの複雑な計算
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太陽光発電をつけるかどうかを検討する上で、一番のカギになるのが発電シミュレーションです。

はたして、この発電シミュレーション、
あてにしてもよいのでしょうか。

ソーラー工房では、パネルメーカーが作成したシミュレーションソフトを使っています。
そして、メーカーの発電シミュレーションには、あてにできる理由があると考えています。
(経験上も、あてにできるレベルにあると考えています。)

この記事では、メーカーの発電シミュレーションを、あてにしてよい理由について説明します。

|発電シミュレーションを、あてにできる理由

メーカーの発電シミュレーションを、あてにできる理由は2つあります。

理由①:メーカーは控えめに計算している。

シミュレーションよりも実際の発電量が少なかった場合、
あなたならどうしますか?

年によっては天気が悪い年もありますから、
一年ぐらいであれば、様子を見てみようと思うでしょう。
でも、毎年、シミュレーションを下回っていたら?

販売業者やメーカーに文句を言いたくなりませんか?
実際に言う人もいるでしょう。
当然ですよね。

メーカー自身も、そんなことになって欲しくはありません。
そこで、メーカーはあらかじめ少なめに発電量を計算するようにしています。
どれだけ控えめに見ているかは、メーカーによってまちまちです。

理由②:実際には注文した出力を上回るパネルが設置される。

太陽光発電の提案を受けるとき、必ず
「4.2kWのります」
ですとか、
「5.3kWのります」
というように、何キロワットのるかの説明をされます。

この4kWとか5kWというのが、システム全体の「定格出力」です。
この定格出力は、パネル1枚の定格出力にパネル枚数をかけて計算します。
例えば、定格出力が250Wのパネルを20枚のせれば、
250W×20枚=5,000W=5kW
となります。(1,000W=1kWです。)

しかし、工場でパネルを作るときに、定格出力ピッタリのパネルが出来てくるわけではありません。
250Wのパネルを作るときでも、249Wとか252Wというように、一枚一枚が少しずつ違った出力で出来てきます。

たとえば、5kWのシステムを注文した場合には、1枚のパネルでは250Wを下回るものがあったとしても、20枚合計したときには、きちんと5kWを超えるように組み合わされてお客様のもとに届けられます。

したがって、5kWのシステムを注文した場合でも、実際には5kWを上回る出力のパネルがのることになります。
そうすると当然、5kWで計算した発電シミュレーションよりも、実際には多く発電するようになるわけです。

|発電シミュレーションを見るときに注意すること

この2つの理由によって、実際の発電量は、メーカーの発電シミュレーションを上回る傾向にあります。

ソーラー工房のお客様について言いますと、発電シミュレーションより1割ぐらい多く発電しているお客様が多いです。
もちろん全体的に見ての話ですので、シミュレーションとほぼ同じというお客様もありますし、2割ちかく多く発電しているお客様もあります。

逆に、発電シミュレーションを下回ったというお客さまも、なくはありませんが、ごくごく少数です。

したがって、発電シミュレーションは、太陽光発電を設置するかどうかを検討するときに、十分に役に立つツールと言えます。

ただし、注意しなければいけないことが2点あります。

ひとつ目は、発電シミュレーションには、影の影響が考えられていないということです。
屋根に影がかかる場合は、発電シミュレーションを下回る可能性を考えておかなければなりません。

ふたつ目は、発電シミュレーションをあてにできるのは、あくまでも正しく作られている場合に限るということです。
ですので、販売業者から発電シミュレーションの説明を受けたときには、条件が正しく設定されているかを確認することが大切です。

 

<条件設定のチェック方法については、『発電シミュレーションをチェックする4つのポイント』をご覧ください。>

 

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