太陽光発電業者の品質を、契約前に見極める7つの手がかり

営業マンの話を疑っている女性
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あなたは、太陽光発電の工事やアフターサービスの品質を、“契約する前に”見極めるための手がかりを知っていますか。

100円程度の安い買い物であれば、それほど品質を気にする必要はないでしょう。
しかし、太陽光発電のような高額の商品であれば、品質を気にしないわけにはいきませんよね。

太陽光発電にとっての品質は、パネルやパワーコンディショナのような機材だけの話ではありません。
太陽光発電には工事が必要ですし、20年以上の長期にわたって使えるためアフターサービスも大事です。
工事とアフターサービスの品質が悪ければ、設置して何年もたってから問題が発生することになります。

難しいのは、工事の品質は、工事をしてもらわないとわからないことです。
アフターサービスの品質も、設置した後にしかわかりません。
つまり、どちらも販売業者を選んで契約する時点では、本当の品質がわからないということです。

そのため、品質を“事前に”見極めるコツを知らないと、質の悪いものをつかんでしまいかねないのです。

|工事の品質とアフターサービスの品質

(1)太陽光発電の工事の品質

住宅用太陽光発電については、パナソニックや京セラなどのパネルメーカーが、工事業者に対して施工IDを発行しています。
この施工IDは、メーカーの施工研修を受けることによって発行されます。
そして、どのメーカーも品質を確保するために、施工IDを持っている業者が工事をしないと製品保証をつけないという制度にしています。

それなら、
「メーカーの施工IDを持っている工事業者であれば、品質は大丈夫なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、実のところ、そうとは言い切れないのです。
運転免許証を持っていても、無茶な運転をしたり、不注意で事故を起こしたりする人がいるのと同じです。

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ある時期に太陽光発電の工事が集中してしまい、初めて依頼することになる太陽光発電専門の工事業者に工事を外注したときのことです。
工事業者が帰ったあとで、なんの気なくパネルを揺らしてみました。
そうしたらなんと、カタカタ音がするのです。
パネルがきちんと固定されていなかったのです。

パネルを固定する金具のネジがしっかり締まっていなかったのですが、工事が完了した時にひととおり確認すれば、すぐにわかるような部分のネジでした。
もちろん、その工事業者に依頼したのは、そのとき限りです。

(2)太陽光発電のアフターサービスの品質

太陽光発電は、以前はメンテナンスフリーと言われていましたが、そうではないことが分かってきています。

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太陽光発電を設置してもうすぐ10年というお客様のところに、点検に行ったときのことです。
このお客様の太陽光発電のメーカー保証は10年だったので、保証が切れる直前に点検をしましょうと案内していたのです。
発電モニターで過去の一年間の発電量を見てみたところ、設置した最初の年とほとんど変わっていません。
ですので、正直「何も問題ないな」と思いました。

しかし、屋根の上のパネルをチェックしてきた職人さんが下に降りてきたとき、問題が発覚したのです。
フレームが外れかかっているパネルがあるとのことです。
写真を見せてもらうと、外れかけていることがはっきりとわかります。

事務所に戻り、さっそくメーカーに連絡したところ、保証期間内ということで、メーカーが無料で補修してくれました。
気づかずにいたら、いずれ漏電事故を起こしていたかもしれません。
気づいても保証が切れていたら、お客様がお金を払って補修することになるところでした。

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お客様は、何年ごとに点検をすればよいのかわかりません。
太陽光発電のプロである販売業者に、適切なアドバイスをしてもらうことが必要になります。
したがって、20年以上使うことを見すえて、しっかりと面倒を見てくれる販売業者を選ばなければいけないのです。

|事前に品質を見極めるための7つの手がかり

(1) 工事の品質を見極めるための4つの手がかり

太陽光発電の工事の品質を見極めるには、次の4つの基準に照らし合わせてください。

①太陽光発電の業歴が長い。工事の実績が多い。
・品質の悪い工事をしていては、長くは続きません。
②大手のハウスメーカー、大手の電気工事業者の工事を請け負っている。
・大手は、品質の悪い業者を使い続けません。
③建設業許可を持っている。
・業歴と国家資格を持った人がいないと、県や国は許可を出しません。
④営業担当者が工事の内容を説明できる。
・お客様に対して責任を持つ営業担当者が、工事にも気を配っていることの現れです。

このどれにも当てはまらないからといって、品質の悪い業者だとは言い切れません。
しかし、多く当てはまれば当てはまるほど、品質は高いと考えることができます。

(2)アフターサービスの品質を見極めるための3つの手がかり

太陽光発電のアフターサービスの品質を見極めるには、次の3つの基準に照らし合わせてください。

①営業担当者の勤続年数が長い。
・営業担当者が短期間でやめていってしまうようでは、親しみのあるサービスは期待でません。
②定期的に業者からお客様に連絡してきてくれる仕組みがある。
・アフターサービスを大事にしている姿勢が表れていると言えます。
③故障や不具合があったときの連絡先・担当者(部署)がはっきりしている。
・アフターサービスの体制が整っていると言えます。

こちらも、多く当てはまれば当てはまるほど品質は高くなります。

|工事とアフターサービスの品質は、今後ますます重要になる。

工事の品質が悪いようだと、後々、修理のためにお金がかかることになります。
アフターサービスがおろそかな業者であれば、不具合が発生してもなかなか対応してくれないかもしれません。
その間、発電はストップしたままです。
売電はもちろんできませんし、昼間に使う電気を電力会社から買わなければならなくなります。

したがって、品質が悪いということは、将来的にお金が減ることにつながっていきます。
また、台風が大型化している最近では、太陽光発電の工事とアフターサービスの品質の重要性は、安全面からも、ますます高まっています。

太陽光発電は高額の商品だけに、価格に目が向きがちですが、品質に気を配ることを忘れないでください。
そうすれば、太陽光発電は長い期間にわたって、家庭にお金の余裕と安心をもたらしてくれます。

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