太陽光発電は愛知県で設置するとお得?

太陽光を浴びる愛知県の旗
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太陽光発電は、愛知県で設置するだけでお得だってご存知でしたか?

理由としては、補助金を出している市町村が多いというのもあります。
しかし、補助金は、いずれは出なくなってしまうと考えられます。
実際に、愛知県内で補助金が出る市町村はだんだんと減ってきています。

そうではなくて、この先もずっと、お得であり続ける理由があるのです。

今回は、愛知県で太陽光発電を設置するとお得な理由についてお話します。

 

「愛知県は太陽光発電に適しているな」と実感した体験

2017年は、青森県への出張が多かった年でした。

 

これは、2月に行ったときの青森市内のある場所の写真。

雪に埋もれた太陽光発電

まっ白けですね。
ちなみに、正面に太陽光発電の設備があります。(地面に設置するタイプです。)
埋もれてしまっていますが・・・

 

こちらの写真だと、架台が見えますね。

雪から架台が見える太陽光発電

愛知県だと、雪が積もること自体が一年に2~3回です。
でも、青森市の冬は、毎日、積もったままとのこと。
晴れて太陽が出たとしても、パネルには雪が積もったままのようです。

 

雪の多い地域は、当然ながらパネルに太陽の光が当たる時間が短くなります。
雪の少ない地域は、それだけでも太陽光発電をつけるのには恵まれた地域と言えます。

 

同じ太陽光発電を設置するのにも、その地域の気候によって発電量も、設置費用も変わってくるというわけです。
愛知県にいるだけでは、わかりませんでしたが、雪国に行ってみて、すごく実感しました。

 

豪雪地域との比較は、極端な例かもしれません。
でも、実際に愛知県は、全国的にも太陽光発電にとって条件がよいというデータがあります。

 

愛知県と他の県の日射量を比べてみると

各地域にふりそそぐ太陽の光の量を調べるために、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術振興機構)が公開しているデータを見てみます。

 

NEDOのデータベース「MOSOLA-11」は、1981年から2009年までの29年間の日射量のデータをまとめています。
太陽光発電メーカーが発電シミュレーションを行うときも、この「MOSOLA-11」の日射量データが使われています。

 

全国の主な地域の日射量は、以下のとおりです。
1平方メートルあたりに降り注ぐ日射の、一日あたりの平均値です。
(kWh/㎡・day)

 

札幌市 (北海道)  3.81 kWh/㎡
仙台市 (宮城県)  3.85 kWh/㎡
新潟市 (新潟県)  3.55 kWh/㎡
東京都 (東京都)  3.73 kWh/㎡
静岡市 (静岡県)  4.30 kWh/㎡
名古屋市(愛知県)  4.21 kWh/㎡
大阪市 (大阪府)  3.91 kWh/㎡
鳥取市 (鳥取県)  3.58 kWh/㎡
広島市 (広島県)  4.17 kWh/㎡
高知市 (高知県)  4.40 kWh/㎡
宮崎市 (宮崎県)  4.36 kWh/㎡
那覇市 (沖縄県)  4.02 kWh/㎡

 

いかがでしょうか。
青色の地域は、名古屋市よりも日射量の多い地域です。
黒色の地域は、名古屋市よりも日射量の少ない地域です。
全国の中でも、名古屋市(愛知県)の日射量は多いですよね。

 

これだけでも愛知県は、太陽光発電にとって条件がよいと言えます。
でも実は、もうひとつ、お得な要因があるのです。

 

太陽光発電メーカーの発電シミュレーションを見てみると

太陽光発電メーカーのカタログを見ると、どの地域でどれくらい発電するかという予想値がのっています。

 

例として、某メーカーのカタログに載っているデータを見てみます。
6kWシステムを真南、傾斜30度で設置した場合の一年間の発電量の予想値です。
地域は先ほどと同じで、日射量は「MONSOLA-11」のデータが使われています。

 

札幌市 (北海道)  7,073 kWh
仙台市 (宮城県)  7,196 kWh
新潟市 (新潟県)  6,592 kWh
東京都 (東京都)  6,975 kWh
静岡市 (静岡県)  8,032 kWh
名古屋市(愛知県)  7,855 kWh
大阪市 (大阪府)  7,293 kWh
鳥取市 (鳥取県)  6,653 kWh
広島市 (広島県)  7,383 kWh
高知市 (高知県)  7,807 kWh
宮崎市 (宮崎県)  7,731 kWh
那覇市 (沖縄県)  7,108 kWh

 

青色の地域は、名古屋市よりも発電量の多い地域です。
黒色の地域は、名古屋市よりも発電量の少ない地域です。

 

「あれっ?」
と思った方は、かなりするどいですね。

 

注目すべきは、名古屋市と高知市と宮崎市です。

 

日射量では、

 高知市 > 宮崎市 > 名古屋市

と、名古屋市よりも高知市と宮崎市の方が多かったのですが、

発電量では、

 名古屋市 > 高知市 > 宮崎市

と、名古屋市が逆転してしまいました。

 

この理由は、気温にあります。

 

太陽光発電のパネルは、日が当たって温まるにつれて、発電効率が落ちるという性質をもっています。
高知県や宮崎県といった南に位置する地域は、気温が高いですよね。
その分、発電量が伸びにくくなってしまうわけです。
(そうは言っても、全国的には十分に多い発電量です。)

 

南に位置する地域は日射量の面では有利ですが、温度の面では不利になってしまうのです。
その点、名古屋市は、日射量と温度のバランスがよい地域と言えます。

 

愛知県の名古屋市以外の地域では・・・

それでは、愛知県内であれば、差はないのでしょうか。

 

「MONSOLA-11」のデータを見てみましょう。

 

名古屋市  4.21 kWh/㎡
愛西市   4.13 kWh/㎡
南知多町  4.25 kWh/㎡
豊田市   4.19 kWh/㎡
岡崎市   4.06 kWh/㎡
豊橋市   4.24 kWh/㎡

 

愛知県内でも、地域によって日射量に差があることがわかります。
それでも、どこの市町も4kWhを超えていますので、全国的には多い方です。

 

もちろん同じ市内でも、山に近い場所などで、影がかかるようなところでは日射量は減ってしまいます。
ですので、実際に太陽光発電の設置を検討するときには、ご自宅のまわりの環境をふまえて判断することが大切です。

 

まとめ:太陽光発電は、愛知県に住んでいるだけでお得

愛知県は、全国の中でも太陽光発電を設置するのに適した地域になっています。
その理由は、次の2つです。

 

  • 愛知県は、全国の中でも日射量の多い地域であること
  • 温度(気温)とのバランスもよい地域であること

 

経済産業省が公開している都道府県別の太陽光発電(10kW未満)の導入量でも、どうどうのトップになっています。(2018年3月末時点:90,436件。『固定価格買取制度 情報公開用WEBサイト』の「A表 都道府県別認定・導入量(平成30年3月末時点)」より)
自分で追加の費用をかけるわけでもなく、他の地域よりも発電量が多いというのは、大きなメリットですね。

 

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